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歯科医院の経営において、「スタッフの本音がわからない」「医院の方向性が一枚岩にならない」といった悩みを抱える院長先生は少なくありません。
日々の臨床に追われる中で、スタッフ全員が同じベクトルを向く組織を作るのは至難の業です。
たぼ歯科医院では月1回の重要なミーティングをおこなっています。
たぼ歯科医院では、月に1回、全スタッフが集まる「全体ミーティング」を実施しています。そのアジェンダは多岐にわたり、一見すると「どこでもやっている普通の会議」に見えるかもしれません。しかし、ここで行われている情報共有と議論こそが、強い組織を作るための心臓部(コア)となっています。
今回は、当院が実践する月1回の全体ミーティングの具体的な中身と、それがなぜ組織にとって不可欠なのか、その「圧倒的な大切さ」について歯科業界の皆様へシェアします。
1. 「数字のブラックボックス化」をなくす売り上げ共有
多くの歯科医院では、経営数字は院長や幹部だけの秘密になりがちです。しかし、たぼ歯科医院では売り上げの共有をオープンに行っています。
数字を共有する目的は、スタッフをプレッシャーで縛ることではありません。「自分たちの努力が、どのように医院の成果として結実しているか」を可視化するためです。目標に対して現在地がどこにあるのかを全員が把握することで、スタッフ一人ひとりに「経営に参画している」という当事者意識(オーナーシップ)が芽生えます。数字のオープン化は、信頼関係の第一歩なのです。
2. 「患者様の声」を真ん中に置くデータ共有
ミーティングでは、クチコミやアンケート等の集計データも必ず共有されます。
嬉しかったお褒めの言葉は全員で喜び、モチベーションの源泉にします。一方で、厳しいご意見や改善要望に対しては、誰かを責めるのではなく「システムのエラー」として捉え、全員で再発防止策を考えます。 患者様の声をダイレクトに共有することで、日々の業務が「こなす作業」ではなく、「患者様の満足度を高めるための医療サービス」であるという原点に、月一度全員で立ち返ることができるのです。
3. 自走する組織を作る「各種プロジェクト」と「改善案」の報告
たぼ歯科医院のミーティングが単なる「院長からの伝達係」で終わらない最大の理由は、各種プロジェクトチームからの報告と各施設改善案報告の時間にあります。
当院では、業務効率化や院内美化、イベント企画など、スタッフが主体となるプロジェクトが動いています。ミーティングの場は、それぞれの成果を発表する「輝く舞台」です。 さらに、現場の「もっとこうしたら効率が良い」「患者様が快適になる」というリアルな改善案が日常的に吸い上げられ、このミーティングで審議・共有されます。トップダウンではなく、ボトムアップで医院がアップデートされていく仕組みが、ここに凝縮されています。
なぜ、この「月1回」が医院の命運を分けるのか?
診療の手を止め、スタッフ全員の時間を投資する全体ミーティングは、短期的にはコストに見えるかもしれません。しかし、長期的なメリットは計り知れません。
- ベクトルの統一: 事務連絡や方針を直接伝えることで、情報の伝言ゲームによる誤解や「言った・言わない」のトラブルを防ぎます。
- 心理的安全性とモチベーションの向上: 自分のアイデア(改善案)が採用され、プロジェクトの成果が認められることで、スタッフの自己効力感が高まります。
- 「孤立」を防ぐ: 分院や複数施設を展開している場合、他施設の動きが見えにくくなります。各施設の状況を報告し合うことで、「私たちは一つのチームだ」という連帯感が生まれます。
医療法人社団 幸誠会 たぼ歯科医院が目指すのは、院長一人が引っ張る医院ではなく、スタッフ全員が自ら考えて動く「自走型」の医療機関です。
月1回の全体ミーティングは、そのための強固な土台であり、変化の激しいこれからの歯科業界を生き抜くための最重要戦略なのです。
御院でも、まずは「数字の共有」や「小さな改善案の発表」から始めてみませんか?組織の空気が、ガラリと変わるはずです。



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